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2005.09.13
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ポングラッツカレンダー2006
1986年から作られ、今年で21冊目になるポングラッツ人形のカレンダーが届きました。作家のポングラッツさん自身が人形のカタログを兼ねて撮影されています。季節感のある背景で撮影された写真はどれも印象深いです。ポストカードとしても使えます。12枚綴り・本体価格1300円取扱い店にて発売中

●カレンダーをご希望の方は→こちら からご注文ください(その他の欄に「2006年版カレンダー希望」とご記入ください)。








Ali Mitgutsch
アリ ミットグッチ

ニキティキが長く扱ってきた 世界一大きい絵本やパノラマ、字のない絵本シリーズ(写真5)のイラストレーター、アリ ミットグッチ(正式にはAlfons Mitgutsch)は今年70才のお誕生日を迎えられました。 1935年ミュンヘンに生まれ、戦時中の幼少時代はドイツ南部シュヴェービッシュ地方で疎開生活を送っていたミットグッチ氏は、石版画を学びはじめますが、形式にとらわれない自由な作品製作に憧れ次第にグラフィックデザイナーを志すようになります。ミュンヘンの美術アカデミーを卒業後、彼は友人と2人で放浪の旅を始めます。その後なんと17年もの間ミットグッチ氏は毎年数ヶ月に渡って世界中を旅してまわります。そして旅の資金を稼ぐために彼はスケッチを売ったり、壁画を描いたり、墓石に金箔を施す仕事などさまざまなことをしていたそうです。
幼い頃過ごしたシュヴァービッシュの街の思い出、そして旅での体験が彼に絵本づくりのアイディアを与えました。そして生まれたのが「Wimmerlbilderbuecher」(字のない絵本)シリーズです。この絵本には文章がなく、絵のみで語られているので年齢を問わずにすべての子どもが楽しむことができます。そして絵を見ているだけでまるで自分が絵の中に入りこんでしまったように感じることができるのです。

1968年「Rundherum in meiner Stadt」(字のない絵本 街)がドイツ児童文学賞(Deutscher Jugendliteraturpreis)を受賞、その後も山や海などを題材にした多くのシリーズを発表してきました。出版社のラベンスバーガー(Ravensburger)社では絵本以外にもミットグッチ氏のイラストでジグゾーパズルなども開発しましたが、昨今は時代の流れで、その数もすっかり減っていました。ところが今年は70歳を記念して、新しく以下の4枚の幼児用のパネルパズル(写真1,2,3,4)がプログラムに加えられ、ミットグッチファンを喜ばせています。隅々まで楽しいアイディアとユーモアに溢れるミットグッチの世界の片鱗をこの4枚のパネルパズルにも見ることが出来ます。ミットグッチ氏は現在はシュヴァービッシュの家とニーダーバイエルンにある古い農家を行き来しながら過ごしています。

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ニキティキカタログに掲載されているミトグッチシリーズ(後ろに立ててあるパノラマは生産中止となっています)